シベリア鉄道のご近所さん
私の乗った車両の話。(2018年2月28日)
北京駅からは中国人カップル、ロシア人の中年女性2人、車掌さんが2人同じ車両に乗り合わせた。
あとで同じ鉄道に乗り合わせていた日本人男性から聞いた話だが、その男性と同じ部屋になったアメリカ人男性が、この時期(2月の冬の時期)は人が少ないと言っていたらしい。今は4人部屋に日本人男性とアメリカ人男性の2人しかいないが、夏は人気でどの部屋も4人満員になるという。そのアメリカ人男性も途中で下車し、日本人男性は1人で4人部屋を占領していた。
さて、先ほどの中国人カップルとロシア人の中年女性2人は、ロシアの国境を超えた都市で下車した。実質私たちだけが残ったのだが、程なくしてロシア人の中年男性2人が、1人ずつ2部屋に入った。ただ、彼らも観光客ではなく、鉄道が停車した時の点検や石炭を積む作業員であった。
ロシア語や中国語の会話をしている人が多く、英語は皆話せてかたことだった。
乗車人数が少なかったせいか、また言語の壁か、部屋ごとにみんな閉鎖的で、周りとの会話はほとんどなかった。