シベリア鉄道の思い出
【1日目】
10:00、北京駅発。
外の景色は、山脈と川、そして集落。
昼食、カップラーメン。
夕食、食堂車の酢豚と野菜炒め。
20:18、二連駅着。中国の出国審査。
25:25、ザミン・ウデ駅到着。モンゴルの入国審査。
【2日目】
朝食、カップラーメン。
外の景色は、遠くまで見渡せる砂漠。
昼食、マトン肉炒め。
14:35、ウランバートル駅到着。両替。
夕食、カップラーメン。
21:50、スフバートル駅到着。モンゴルの出国審査。
23:55、ナウシキ駅到着。ロシアの入国審査。
【3日目】
朝食、ソーセージ。
凍りついたバイカル湖の隣を電車は走る。モンゴルに比べ、雪と背の高い木(多分シラカバ)が増える。
昼食、卵焼きとパン。
14:37、イルクーツク駅到着。スーパーで買い出し。
夕食、ボルシチ。
【4日目】
7:53、クラスノヤールスク駅到着。朝食を調達。
昼食、カップラーメン。
夕食、パン。
2:20、オームスク駅到着。
【5日目】
8:28、チュメーニ駅到着。カップラーメンを調達。
朝食、カップラーメン。
昼食、カップラーメン。
13:30、エカチェリンブルグ到着。食料調達。
夕食、ソーセージ、チーズ、オレンジ、りんごジュース。
【6日目】
朝食、パン。
昼食、ホットドッグ。
13:56、モスクワ駅到着。
<シベリア鉄道の思い出>
岩がゴツゴツした山々、その間を流れる川、小さな家々が密集した集落を横目に、シベリア鉄道は進んでいく。次第に山には雪がかかり、凍った川が目に映る。明くる日、目覚めると打って変わって周りは砂漠。草さえ生えていないだだっ広い荒野に路線はある。そして、西へ西へとひた走るシベリア鉄道を迎えるロシアの景色は、雪化粧した白樺の木々。一階建ての小さな家は、寒さにじっと我慢しているように見えるせいか、それとも広いロシアにぽつんと建っているせいか、縮こまってその小ささが一層強調される。モスクワに近づくと、ビルや高速道路が見えてきて、見慣れた都市の風景になる。普段日本で見る都市と違うことは、帽子にコートを着込んだ人々や、黄色と緑、それに赤の混じった建物、道路や建物に降り積もった大量の雪だ。
こうした風景の移り変わりは、見飽きない。WiFiは繋がらず、周りとの通信手段がない中で、次第に日本と違う風景・世界に入っていくシベリア鉄道は、時空を超えた移動手段に思えた。自分を日本に置いてきて、別の自分が今シベリア鉄道に乗って一人考えているような感覚だ。普段考え行動している自分を客観的に見らことができ、ゆっくりと徒然なることを考える時間は有意義であった。また、モスクワと東京ら時差が6時間あるのだが、毎日少しずつ日が伸びるので、全く気にならなず、その意味でも時間を感じさせないシベリア鉄道である。