独学のヒント

最適な勉強や独学方法はわかりませんが、独学の記録は残せます。独学を意識する人にとって、自分なりの独学を見つける些細なヒントになることを目指して、このブログを書きます。

シベリア鉄道車内施設の情報

シベリア鉄道(北京駅発モスクワ着)の車内施設の情報を紹介する。なお、車内の部屋は高包クラス(2人部屋)で、2018年2月時点の情報である。


1. 部屋
2. 廊下
3. トイレ
4. 食堂車

 

1. 部屋
【部屋の広さ】

畳4畳ほどで、2人で動き回るには少し狭いと感じる広さ。

【部屋構造と設備】
二段ベットと椅子、机、収納、シャワー兼洗面所(2部屋共用)が備わっている。枕やシーツ、布団、ハンガー(2つ)は用意されているが、スリッパや歯ブラシなどのアメニティはない。
シャワー室は隣の部屋と扉で繋がっていて、一方が使用している時は、中から鍵をかけらようになる。シャワーのお湯は温かくなかったので、私は毎日頭を洗う程度にしか使用しなかった。
また、Cタイプ(220V電圧)の電源が一つが備わっていて、いつでも使用できる。
WiFiは繋がらない※

 

2. 廊下
廊下は、2人がなんとか交差できる広さである。進行方向に向かって車両前方にはトイレが、車両後方には車掌室があり、部屋の正面にサモワールが備え付けられている。
サモワールはいつでも利用できる。備え付けの温度計があるので、使用するお湯の温度を確認できる。

 

3. トイレ
トイレは、ステンレス製の便器になっている。便器の底が薄い水を張ったお皿になっていて、用を足した後に便器隣のペダルを踏むと、お皿がぱかっと開き、水と一緒にお皿の上のものを外に流す仕組みになっている。外にそのまま流すので、線路に垂れ流しになる。そのため、途中下車駅の前後30分はトイレを使用しないのは暗黙の了解のようである。
便座に直接座らなくても良いように、使い捨ての紙の便座シートが備わっているので、清潔に使える。もちろんトイレットペーパーも備え付けられている。
トイレは、車掌さんが頻繁に掃除をしてくれているらしく、床やトイレ自体が汚いとか、匂いが気になることは一度もなかった。ただし、清潔具合はその車掌さんの性格にも寄る。

 

4. 食堂
食堂車は中国、モンゴル、ロシアの国ごとに車両が入れ替わる。
シベリア鉄道1日目は中国の食堂車、2日目はモンゴルの食堂車、3日目以降はロシアの食堂車になるので、内装もそれぞれ個性的である。
シベリア鉄道が北京駅を出発すると、車掌さんから昼食と夕食の無料チケットが一枚ずつ手渡される。そのチケットを使うと、昼夕一度だけ食堂車の食事が無料で食べられる。ただし、チケットは中国の食堂車のみでしか使えない。

【料理の価格】
料理の値段は高めである。
モンゴルの車両では、マトン肉が1人前が8ドル、ロシアの食堂車では、卵焼きとパンが1人前450ルーブルボルシチが1人前300ルーブルであった。途中下車した駅のスーパーで購入したパンやカップラーメンは、20〜40ルーブルである。(いずれの値段も2018年2月のもの)